【初心者向け】Unityでのプログラム開発を効率化するためのVisual Studioインストール&設定ガイド

効率化

本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合があります。また、ご利用の環境によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

前置き

 こんにちは、シィグです。 今回は、Unityで効率よくプログラムを書くために「Visual Studio」のインストールと設定手順について書きました。

 Unityでプログラムを書く際に使うソフトは「Visual Studio Code(VSCode)」も有名ですが、「Visual Studio」を私が使っている関係上、こちらについて書かせていただきました。

 「Visual Studio Code(VSCode)」については、他に紹介している方の記事を参考してもらえればと思います。

「Visual Studio」の簡単な説明

今回のインストールでは、Unityでプログラムを書くことを目的とするため、Visual Studioの機能のごく一部のみを紹介します。

 Visual Studioは、Microsoft社が開発&提供している総合開発環境であり、このソフトだけでほとんどのデバイスで動くアプリを作ることができます。

 学習と個人利用のための「Visual Studio Community」が無料で提供されています。

 もっと詳しく知りたい方は、公式サイトを参照してください。

「Visual Studio」を使うメリット

 「Visual Studio」を使う最大のメリットは「プログラムを効率良く書ける」ことです。

 ゲーム開発には必須となる「プログラム」を書くために、なにか特別なソフトが必要だと考えている人は多いのではないでしょうか。

 しかし実際は、「プログラムを書く」こと自体は、文字が書けるアプリ、例えば、Windowsパソコンの標準アプリである「メモ帳」でも書くことはできます。

 ではなぜ「Visual Studioをインストール&設定する」という手順を踏んでまでVisual Studioでプログラムを書くのかというと、次のような特徴があるからです。

Visual Studio の特徴

  • プログラムが見やすくなる
  • 補完機能で誤字脱字が減る&素早くプログラムが書ける
  • どの部分でエラーが起きているのかがわかりやすくなる
  • かっこよくてモチベーションが上がる!
  • コンパイル1やビルド2ができる
上記の特徴について、写真で確認したい方は、左の三角をクリックしてください。

※Unityでゲーム開発する場合、コンパイルやビルドは、Unity側が行うため写真はありません。

自動で文字に色が付き、空白部分(インデックス)がつくられるため、見やすい
補完機能いよって、関数名や変数名を予測変換で表示してくれます。また、この関数や変数の後に入力されるであろう文字も表示してくれます。さらに、Tabキーを押すことでそれらを自動入力もできます。
エラーが起きるであろう部分が赤い波線として表示されます。さらに、赤い波線にマウスカーソルをあわせることで原因を見ることもできます。

Visual Studioをインストールしよう

 今回インストールするものは「Visual Studio Community 2022」です。

まず、ダウンロードサイトに移動し、「ダウンロード」をクリックしてください。

Visual Studioのインストール

 しばらくすると「VisualStudioSetup.exe」のダウンロードが完了するので、ダブルクリックして起動してください。

exeファイルの起動-Visual Studioのインストール

このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と表示された場合は許可してください。

 続けて「続行」をクリックしてください。クリックすると、ダウンロード&インストールが始まります。

インストーラ操作1-Visual Studioのインストール

 画像のように表示されたら、開発予定のものにチェックを入れてください。今回は、Unityで開発を行うため、「Unity によるゲーム開発」だけをチェックし、それ以外のチェックを外しました。

 チェックを終えたら、右下の「インストール」をクリックしてください。

インストーラ操作2-Visual Studioのインストール
インストーラ操作3-Visual Studioのインストール

 インストールが完了すると、Visual Studioが起動し、初めての起動の場合、Microsoftへのサインインが求められると思います。

 サインインはしてもしなくても大丈夫です。

Visual Studioのインストールの確認

サインインを行うと設定等がほかのパソコンでも引き継げるようになります。

 以上が、「Visual Stuido」のインストールでした。

Unity で Visual Studioを使うように設定しよう

 Visual Studioのインストールが完了したら、UnityでVisual Studioを使うための設定を行います。

Unityのインストールについては、【初心者向け】#2〔準備編〕Unityをインストールして、プロジェクトを始めるを参考にしていただければと思います。

 まず、Unityでプロジェクトを開いてください。

 そして、左上の「編集(Edit)」をクリックしてください。

UnityでVisual Studioを使う設定1

 次に「環境設定(preferences)」をクリックしてください。

UnityでVisual Studioを使う設定2

 パネルが開くので、「外部ツール(External Tools)」をクリックしてください。

 一番上に表示される「外部のスクリプトエディター(External Script Editor)」の欄を「Microsoft Visual Studio 2022」に変更してください。

UnityでVisual Studioを使う設定3

 以上で設定は完了です。

動作確認

 最後にUnityからVisual Studioが開けるかの確認を行います。

 「プロジェクト(Project)」をクリックし、ファイルが無い部分で右クリックをしてください。

Visual Studioの動作確認1

 「作成(Create)」をクリックし、「C#スクリプト(C# Script)」をクリックしてください。

Visual Studioの動作確認2

 作成されたファイルをダブルクリックして開いてください。

※今回は確認用のため、名前は変更していません。

Visual Studioの動作確認3

 画像のように、Visual Studioが起動すれば成功です。

Visual Studioの動作確認4

 Visual Studioは起動しましたか?

終わりに -読まなくてもOKです-

 最後まで読んでくださりありがとうございます。今回は、Unityで効率よくプログラムを書くために「Visual Studio」のインストールと設定手順について書きました。

 「Visual Studio」と「Visual Studio Code(VSCode)」のどちらを使うのかについては、人それぞれだと思いますが、私の環境だとVSCodeでUnityの補完機能が動かなかったため、Visual Studioを使っています。

 VSCodeは軽いというメリットがあるそうなので、比較して決めたい方は、他のサイトを参考にしてもらえればと思います。


  1. ソースコードをコンピュータが実行可能な言語(機械語)に変換すること ↩︎
  2. 複数のソースコードをコンパイルし、組み合わせること ↩︎

コメント

タイトルとURLをコピーしました